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2021.12.09

冬の乾燥と風邪

こんにちは。
清水町のアミクリニックです。

本格的に寒くなってきて布団から出るのが毎日つらいです。

さて、冬の季節と乾燥についてですが、冬になると-50℃にもなるシベリアで発生した高気圧が日本海側に雪を降らせます。水分を放出した季節風はその後山を越えて太平洋側に吹き降るためとても乾燥しています。さらに空気は温めると乾燥することから暖房によりさらに空気の乾燥が進みます。

空気が乾燥するとなぜ風邪をひきやすくなるのか?

風邪の主たる原因の80~90%はウイルス感染です。風邪のウィルスは200種類以上あるといわれています。冬の気温が低く乾燥した環境をウィルスは好みます。湿度が高ければすぐに地面に落下しますが湿度が40%以下になると落下速度が緩やかになり長く生きることができるのです。

空気が乾燥すると鼻や粘膜も乾燥するため防衛機能が低下します。
その結果ウィルスに感染しやすくなります。

コロナウィルスが蔓延したことにより私たちの生活は非常に制限を受けました。生活が元通りになるにはまだ時間がかかりそうです。しかし、マスクの着用・手洗い・うがい・アルコール消毒が以前より格段に習慣づきました。これらは風邪の予防にも非常に効果が高いことが立証されています。

この冬もしっかり乾燥対策をして風邪の予防をしましょう。

部屋の湿度は50%程度を目安に、暖房は温め過ぎず、マスクの着用も当たり前になったとはいえうっとおしいですが、ウイルスの侵入を防ぐと同時に加湿効果を両得すると思って私自身も改めてしっかり着用したいと思います。